ピラティスはエクササイズの中では比較的手軽に始められ、どなたでも始められることから人気があります。
そんなピラティスのインストラクターに興味はあるけど未経験でもOKなのか、どうすればなれるのか分からないという方は多いのではないでしょうか。
そこで本記事は、ピラティスインストラクターを目指す方に向けて分かりやすく解説していきます。
ピラティスインストラクターとは?
ピラティスは1920年代にジョセフ・ヒューベルトゥス・ピラティス氏が考案したエクササイズです。
健康的な身体づくりを目的とし、運動未経験者でも始めやすいのが特徴です。ピラティスインストラクターは、このエクササイズを教える専門家です。
ピラティスの効果
ピラティスは体幹を使ってインナーマッスルを鍛えるエクササイズです。
身体の内側から健康な身体づくりを促進し、様々な効果が期待できます。主な効果には以下のようなものがあります。
- 体幹とインナーマッスルの強化
- ストレス軽減
- 姿勢改善
- 肩こり解消
これらの効果により、日常生活の質を向上させ、長期的な健康維持に貢献します。
ピラティスインストラクターの主な働き方
ピラティスインストラクターには、個人の目標やライフスタイルに合わせて選択できる多様な働き方があります。
経験や希望に応じて、キャリアパスを柔軟に設計できるのが特徴です。
以下に、代表的な3つの働き方を紹介します。
1. フリーランスから専属トレーナーへ
資格取得直後は、フリーランスとして経験を積むのがおすすめです。
実績を重ね、自信がついたら他社のフリーランスとして独立するか、専属トレーナーとして安定収入と更なる経験を得ることができます。
2. 副業としてのフリーランス活動
他の仕事と並行して、リスクを抑えながらフリーランスとして活動し、収入源を増やす方法です。
自分のペースで活動できるメリットがあります。
3. 専属トレーナーからオーナートレーナーへ
2〜3年間トレーナーとしてのスキルを磨きながら店舗運営を学び、独立に向けた支援を受けます。
トレーナーとしてのやりがいと店舗利益からの収入を得て、さらなる成功を目指せます。
ピラティスインストラクターになるメリット
ピラティスインストラクターは、自身の健康と美しさを追求しながら、他者の健康をサポートできる魅力的な職業です。
以下ではピラティスインストラクターになるメリットを解説します。
1. 自身の健康維持と美しさの向上
ピラティスインストラクターは、指導しながら自身も運動することで、健康と体型維持が可能です。
自己練習も欠かさないため、若々しさと美しさを保つことができます。運
動好きな人にとっては、楽しみながら働ける職業です。
2. 多様な人々との出会いと知見の拡大
様々な職業や年齢のお客様と接する機会があり、幅広い知見を得られます。
人との関わりを楽しむ方に適した仕事です。
3. 柔軟な働き方とワークライフバランス
個人インストラクターの場合、時間や規則に縛られない自由な働き方が可能です。
子育てや家事との両立も容易で、スケジュール調整が可能です。
4. 継続的な成長と持続可能なキャリア
資格取得や講座受講を通じて、常にスキルアップできます。自己トレーニングと仕事を両立させながら、持続可能なキャリアを築けます。
ピラティスインストラクターのなり方
社会人の未経験からピラティスインストラクターになりたいのであれば、まずはレッスンや養成講座を受けるのがおすすめです。
スクールによっては就職サポートが充実しているところがあるので、就職サポートの有無も確認しましょう。
必要なスキルと資格
ピラティスインストラクターになるために、必須の資格はありません。
しかし、未経験でスタジオなどに就職するために、資格があると知識があることの証明になり信頼を得やすくなります。
ピラティス以外に必要な資質として、指導が得意であることや体型維持などの努力を惜しまないこと、人との関わりを楽しめることなどが挙げられます。
また、ピラティスインストラクターには国家資格は存在せず、民間団体によるものになります。
さまざまな民間団体があり、ピラティスインストラクターを養成するトレーニングコースがあったり、ピラティスインストラクターとしての資格や講座を設けています。
その中から代表的なものを以下でご紹介します。
リボーンピラティス
リボーンピラティスは、韓国最上位のピラティス教育機関です。世界最高水準のカリキュラムで、4,000人以上のピラティスのプロフェッショナル講師を育成した実績を誇ります。
さらに、ピラティススタジオ経営の成功モデルを確立している、ピラティス業界のリーディングカンパニーでもあります。
初心者でも世界最高水準の解剖学的知識と実践スキル、高い指導力が徹底的に学べる環境で、ピラティスのプロフェッショナルを育成してくれるスクールです。
日本インストラクター技術協会認定資格のピラティスインストラクター
スタンダードな資格で、ピラティスの基本知識が問われます。基本動作、呼吸法、身体構造の理解が必要です。
オンラインでの在宅受験で、知識を問う試験形式です。実技試験はありません。約2カ月に1回の頻度で試験が実施されています。
IBMA認定ピラティスインストラクター
美容やヘルスケアを含むボディメンテナンスに特化した資格です。ヨガやパーソナルトレーニングにも応用可能です。
専門講義と実践的な授業を通じて、身体感覚を養います。現場ですぐに活躍できるスキルの習得を目指します。
basi pilates
アメリカ最大のピラティス教育団体による国際的な資格です。マシンとマット両方に対応する総合的なコースや、マットのみ、高度なスキルを学ぶコースがあります。
不定期で来日する海外講師から、多彩な知見を得られる機会もあります。
BESJ
日本人の体格に合わせた日本初のピラティスメソッドを特徴とします。医学的要素を取り入れ、身体づくりやリハビリにも活用可能です。
全年齢層に対応できる指導力を養成します。ただし、初心者は直接受講できず、他の資格取得者が対象となります。
かかる費用は?
上記で紹介した資格にかかる費用を以下の表にまとめました。
運営者 | 資格内容 | 費用 |
---|---|---|
リボーンピラティス | リボーン認定インストラクター | 500,000円 |
日本インストラクター技術協会認定資格 | ピラティスインストラクター | 10,000円 |
IBMA | 認定インストラクター 3級 | 207,900円 |
認定インストラクター 2級 | 237,600円 | |
認定インストラクター 1級 | 132,000円 | |
basi pilates | コンプリヘンシブ・ファンデーションコース | 550,000円 |
メディカル・プロフェッショナルコース | ||
マットコース(ハイブリッド講座) | 350,000円 | |
マットコース(オンライン講座) | 298,000円 | |
BESJ | マットピラティストレーナー指導者資格コース | 187,000円 |
マシーンピラティストレーナー資格コース | 286,000円 |
金額や学べるなうようも運営によって様々です。気になる方は一度詳細を調べてみましょう。
まとめ
今回はピラティスインストラクターのなり方と資格を徹底解説しました。
ピラティスインストラクターになるために大切なのは、ただむやみに勉強したり資格を取得したりするのではなく、自分がどのようなピラティスのインストラクターになりたいのか、今の自分に必要な知識は何かを明確にすることです。
本記事を参考に、ピラティスインストラクターの一歩を踏み出してみましょう。