近年ピラティスインストラクターに注目が集まっており、目指す人が増えています。
健康的なのは想像がつきますが、ピラティスインストラクターがなぜそこまで今注目されているのでしょうか。
本記事ではピラティスインストラクターのメリット、なぜ注目されているのか、ピラティスインストラクターに向いている人など、ピラティスインストラクターついて詳しくご紹介します。
ピラティスインストラクターになるには
ピラティスインストラクターのための資格を取らなければなれないというわけではありません。
しかし、資格をもっていることで最初のインストラクターへの入口として知識を得られます。
新人で「資格がないけどピラティスについて詳しいし教えられます!」といわれても、説得力に欠けるのが実情です。
またピラティスインストラクターに転職する際に、未経験で資格もないとなるとスタジオなどへの就職は厳しいことが多いです。
ピラティスの資格はスクールや資格取得コースに通うものが基本で、国内外さまざまな種類の資格があります。期間も数日から数カ月と自分のライフスタイルに合わせて選べる可能性が高いです。
ピラティスインストラクターのメリット
自由な働き方ができる
ピラティスインストラクターは一番最初はスタジオやジムへの就職が一般的ではありますが、経験を積んでいくうちにフリーランスで働くことができます。
フリーランスで働くには自分でスタジオ用意したりレンタルスタジオなど場所を用意して指導したり、スタジオと業務委託勤務の契約を結ぶ方法があります。
さらに、オンラインで教えたり、自分のスタジオを開業したりということも可能です。
フリーランスだと自分の働きたい時間に働けて、レッスン内容も自分で組めたりと自由度が上がり私生活もより充実させられます。オンラインでの指導になると場所の制約もなくなります。
安定した収入を得るには本人の頑張り次第であり、生徒を集められなければ収入が途絶えるので不安な部分もありますが、好きなことで自由に働けるのは何物にも代えがたい魅力があります。
自分自身の健康も保てる
ピラティスインストラクターということは、やはり自分自身も定期的にピラティスを行うので必然的に自分の健康もキープできます。
あまりいないと思いますが、指導だけで自分自身があまりピラティスをやらなくなり、身体が緩んでくるとインストラクターとしての説得力も減ってしまいます。
ピラティス=健康ということをインストラクター自身も示せるように、ピラティスインストラクターになれた暁には今まで以上に健康に気を使いましょう。
ピラティスインストラクターのデメリット
資格取得のための費用がかかる
上記でも説明したように、ピラティスインストラクターになるためにはまず資格を取得することが多いです。
数万円で取得できたら安い方で、著名な資格や海外が本場の資格だと何十万という資格もざらにあります。
今後ピラティスインストラクターとして頑張っていく投資とはいえ、それだけの費用がかかるコースに通うのはなかなか勇気がいりますね。
変化がある
ピラティスインストラクターになった後も勉強を重ねていき、さまざまな生徒を教える中で色んな人との出会いがあったり、生徒が変わることで今までとは指導方法を変えていったりと変化に富んだ仕事です。
自分自身も成長でき、生徒もピラティスを通して変わっていくのは面白い仕事です。
しかし、毎年一定で同じことを教えるという状況にはなりにくいため、手順の決まったルーティンワークがしたい人には不向きです。
ピラティスインストラクターがなぜ注目されているのか
年齢が関係ない
ピラティスを始めるのも、ピラティスインストラクターになるのも年齢は関係ありません。
年をとっているから今からは無理かも…と思う必要はありません。むしろ年齢が高いからこその指導力が備わっていたり、人生経験から生徒は教えられることがたくさんあるでしょう。
反対に、若すぎるからピラティスインストラクターは無理かもしれない…と思われる人がいるかもしれませんが、こちらも問題ありません。
そのまま続けていけば着実に今後のキャリアアップが目指せます。
ピラティスが医療や介護分野でも活用されているから
ピラティスは医療や介護の分野で、リハビリの一環として活用されています。ピラティスは激しい運動ではなく、動ける範囲内で呼吸を意識して筋肉を動かします。
身体が不自由になっていくことが多い高齢者にとって、ピラティスで無理せずに筋力をつけたり姿勢をよくしたりすることは、身体のトラブルを減らしたり改善していくのにぴったりです。
もちろん既に健康的な人もピラティスを通じて、健康を維持していきさらに高めていくのは、いつまでも元気に過ごすのに一躍買うでしょう。
日本は現在超高齢社会であり、今後も高齢者が増加していく中でピラティスの需要はどんどん高まっていくでしょう。その上でピラティスインストラクターもさらに必要とされていくことが予想されます。
健康への意識が高まっている
年々人々の健康への関心は高まっており、フィットネスやスポーツジムが増えてきています。
ピラティスもそのうちの一つで、元々スポーツをしていないような初心者でもできる運動ということで注目されています。
ピラティスの特徴は上記でも説明しましたが、年齢が関係ないので健康への意識を高めていくなかで、何歳であっても健康のために始められるのはありがたいエクササイズです。
初心者からでもインストラクターになれる
ピラティスインストラクターは初心者からでも目指すことが可能です。
もちろん、ピラティスや身体についての知識を蓄え、資格などを取得しインストラクターまで至るまで1、2カ月というのは厳しいでしょう。
しかし、初心者であってもコツコツと続けていくことで、ピラティスのインストラクターになることが可能です。
むしろ長く続けている人より、ピラティスの初心者の気もちに共感できて、初心者がぶつかる壁や苦手意識の乗り越え方を具体的に教えられたりとプラスになることも考えられます。
さらに続けて行く上で、リハビリとして指導するピラティスインストラクターや、女性専用ピラティスインストラクターなどに特化させていくと、専門性が高まり自分の持ち味などを強めていけます。
ピラティスインストラクターに向いている人
ピラティスインストラクターは、ピラティスができればいいというものではありません。
しかし突出した能力が必要というわけでもありません。どんな人がピラティスインストラクターに向いているのでしょうか。
探求心がある人
ピラティスインストラクターになっても、学び続けることはたくさんあります。
ピラティスそのものの知識もですが、解剖学や運動生理学の知識もより深めていくことで、ピラティスの動きが与える身体への影響を具体的に説明したり、より正しい動きの指導が可能となります。
続けていくうちに栄養学や心理学的なども学んだりとピラティスと繋がっている学問の知識を身に着けていくことで、より奥深い指導ができてますます必要とされるピラティスインストラクターになれるでしょう。
もちろん探求心は自身の健康についてもいえます。インストラクター自身が自分の健康を高めていき、ピラティスで鍛えられている様は生徒への信頼へも繋がります。
コミュニケーション能力がある人
これはどのインストラクターでもいえると思われますが、指導するという立場上やはりコミュニケーション能力は必須です。
単なるピラティスを教える先生、だけの存在に留まってしまってはちょっと残念です。
生徒との人間関係を着実に築いていくことで、たとえば生徒の心身の悩みを打ち明けられたとき、それを少しでも癒したり解決へ導けるような指導ができたらそれはインストラクターとしての強みです。
むしろ生徒とのコミュニケーションを楽しめるほどでなければ、インストラクターを続けていくのは辛いでしょう。
まとめ
ピラティスインストラクターはピラティスを通して、単なるピラティスの指導にとどまらず生徒の健康を支えていく素晴らしい職業です。
そして、自分自身もピラティスが好きで楽しい!と思えることが大切です。
自分自身もピラティスを楽しんで伝えていき、生徒はピラティスを通してより健康に繋がっていくという好循環がお互い理想であり、ピラティスインストラクターになればそんな充実した毎日を叶えることも可能です。