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ピラティスインストラクターの収入事情 /社員・業務委託・個人店経営、それぞれのリアル

ピラティス人気が高まり、資格を取ってインストラクターを目指す人も増えています。

インストラクターとして働く道は複数あり、
ただ、「好きだから」だけでは長く続けられない世界でもあります。
収入の合理性・安定性・自由度・リスク、これらを比べて判断することが重要です。

ここでは【社員】【業務委託】【個人店経営】の3タイプに分けて、その違いと実際の収入目安を整理します。

目次

1. 社員(正社員・契約社員)

特徴

  • スタジオに所属して月給制で働く
  • 社会保険・有給など福利厚生がある
  • 指導以外に受付・掃除・集客補助など、店舗運営の一部を担う
  • シフト制で拘束時間が長くなる傾向

収入の目安

  • 初任給:18万〜23万円前後
  • 経験者:25万〜35万円程度
  • 年収にするとおよそ 300〜450万円前後
  • 都市部の大手ではボーナス・インセンティブ含め500万円超もあるが、地方では20万円台が一般的

メリット

  • 安定・社会保険・固定給で生活計画が立てやすい
  • 集客や営業を会社が担うため指導に集中できる

デメリット

  • 個人の裁量が少なく、スケジュールや料金設定を選べない
  • 店舗の評価制度次第で昇給に時間がかかる

2. 業務委託・フリーランス(個人事業主契約)

社員と最も異なるのがここ。
「自分で仕事を獲得し、動いた分だけ報酬を得る」仕組みです。
報酬形態は、パーソナル型とグループ型で明確に分かれます。

パーソナルセッション(1対1)

単価相場

  • 全国平均:1本あたり3,000〜10,000円前後(50〜60分)
     ※都心部スタジオでは8,000〜12,000円もあり。
     ※地方・リハビリ併用などでは3,000〜5,000円台も存在。
  • 平均的には4,000〜7,000円が最多ゾーン

報酬の構造

  • 手数料・使用料として20〜40%差し引かれるケースが一般的
  • 実質手取りは1本あたり2,800〜6,000円前後。
  • 指名料がつくスタジオでは+500〜1,000円上乗せも

収入シミュレーション

📊 例:1セッション6,000円/週20本指導
→ 6,000 × 20 × 4週 = 48万円/月
→ 手数料30%控除 → 33.6万円/月(年収約400万円)

ポイント

  • 顧客の継続率と予約数で収入が安定。
  • スタジオ掛け持ちで稼働日を増やす人も多い。

グループレッスン(複数指導)

単価相場

  • 1クラス(50〜60分)あたり:2,000〜5,000円前後
     ※平均は3,000円台半ば
  • 会員単価に比例しない場合が多く、人数が多くても報酬は固定のことがほとんど。
  • 大手チェーン:1クラス2,500〜3,500円。
  • 少人数専門スタジオ:4,000〜5,000円前後が相場。

シミュレーション

📊 1本3,500円 × 週12本 × 4週 = 168,000円/月
+ パーソナル5本 × 6,000円 × 4週 = 120,000円/月
→ 合計 288,000円/月(年収約345万円)

実態

  • 平日日中の稼働が多い女性インストラクターに人気
  • 集客リスクはスタジオ側が負うため、報酬は低め
  • 週あたりのクラス本数を増やして月収を安定させるケースが主流

メリット・デメリット

メリットデメリット
自分のペース・複数拠点勤務が可能収入の波が大きい
経験・指名で単価アップ可能社会保障・確定申告は自己管理
実力が直接収入に反映される集客・発信スキルが必須
独立へのステップにしやすい体調不良=収入ゼロ

安定させるコツ

  • グループ+パーソナル+オンラインの3軸構成
  • SNS・口コミ導線を常に稼働させて予約を待たない仕組みを作る
  • 単価よりも「顧客継続率」を最優先
  • スタジオ契約書(手数料・キャンセル規定・交通費)を読み込む
  • 税金・経費管理を早期に整備し、確定申告で損をしない

3. 個人店経営(スタジオオーナー)

ピラティスを“自分の場”で提供したい人が最終的に目指す形。
自由度は最高だが、経営スキルが不可欠です。

収益構造

  • 会員制・月謝制での安定収入を構築できるかがカギ。
  • 売上=会員数 × 月謝
  • 固定費(家賃・光熱費・設備費)を差し引いた残りが利益

例:月謝25,000円 × 30名 = 売上75万円
固定費30万円 → 実質利益45万円/月(年収540万円)
ただし広告費や維持費が入ると実際は30〜40万円台に落ち着く

メリット

  • 方針・料金設定・営業方針をすべて自分で決められる
  • ブランドを確立できれば高収益化

デメリット

  • 初期費用(機材・内装・広告)で数百万円規模
  • 集客が安定するまで赤字リスクあり
  • 経営・人材育成・SNS運用のすべてを自分で担う必要

働き方比較まとめ

項目社員業務委託(パーソナル+グループ)個人経営
平均月収20〜35万円25〜50万円(変動)利益20〜60万円(幅大)
収入上限非常に高
安定性低〜中
社会保険会社負担自己負担自己負担
自由度最高
リスク
初期費用不要なし高額(機材・家賃)

まとめ:数字の裏側にあるリアル

  • 社員は「安定」
  • 業務委託は「実力報酬」
  • 個人経営は「投資と覚悟」

ピラティス業界は、資格よりも「指名・信頼・継続率」で収入が決まります。
安定を取るか、挑戦を取るか。
どの形にも正解はなく、自分の性格とライフスタイルに合った形を選ぶことが最も大切です。

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この記事を書いた人

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