- ピラティスインストラクターに憧れがある
- 資格や団体の種類が多くてどれがいいのか分からない…
- 他業種でも資格は取得できるのかな?
ピラティスインストラクターになりたい、資格取得を目指している方で、このような悩みや疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。
ピラティス資格は団体ごとにそれぞれ独自のコースや方針があるため、自分の目的や考え方に合った団体を選ぶことが大切です。
本記事では、ピラティス資格の種類や取得の方法、資格団体の選び方などを詳しく解説いたします。
未経験から講師として働きたい方、まずは資格取得を目指したい方の参考になれば幸いです。
ピラティスインストラクターってどんな仕事?
主な仕事内容は以下のとおりです。
- エクササイズの指導
- レッスンの組み立て
- 新しい知識を得るための勉強
クライアント1人1人の悩みや体の状態を観察し、改善に向けた指導やレッスンの組み立てをします。
専門器具や小道具を使用する場合もあるため、ケガのないように観察しながら正しい使い方を指導するスキルが求められます。
また、さまざまな悩みに対応できるよう常に新しい情報や指導方法を学ぶことも仕事の1つです。
ピラティスの資格取得はメリットがたくさん!
ピラティスインストラクターとして働くには、資格は必須ではありません。
しかし、資格があることで以下のようなメリットを受けられます。
- 未経験でも即戦力として活躍できる
- 正しい知識や技術が身につく
未経験でも即戦力として活躍できる
資格があることで、スタジオの即戦力として活躍することができます。
自分の技術や知識に自信がつき、顧客からの信頼や人気も高められるでしょう。
また、資格を取得していることで就職にも有利になるため、未経験の方こそ資格取得を目指すことをおすすめします。
正しい知識や技術が身につく
資格取得を目指す勉強により、呼吸法や解剖学、筋肉や関節についてなどの正しい知識が身につきます。
また独学が難しい手技の実技についても、対面での講座でしっかり学ぶことが可能です。
正しい知識があることで、顧客1人1人の悩みや体の状態に合わせた最適なアプローチ方法の提案ができるでしょう。
ピラティス資格の種類と取得方法
主な資格の種類と取得方法についてご紹介します。
種類1:マットピラティス
その名のとおりマットを使用したエクササイズで、マシンピラティス資格と比較すると費用は安く、取得までの期間も短いことが特徴的です。
ピラティスの基本理論や正しいエクササイズの方法、指導技術などの基礎が学べます。
試験は一般的に実技と筆記の両方が行われ、解剖学や基本理論に関する知識、実際にクラスを進行する際の動き方などが評価の対象となります。
種類2:マシンピラティス
専門的なマシンを用いたエクササイズで、より効果的に体幹強化や姿勢改善が目指せます。
さまざまな機器を使用したエクササイズや指導方法が学べ、マットピラティス資格と比較すると費用が高く講習期間も長いことが多いです。
マシンに対する理解度や操作方法、指導方法などが評価の対象となります。
取得方法1:養成スクールに通う
養成スクールに通いながら資格取得を目指す場合、以下のようなメリットがあげられます。
- 実技を取り入れながら学べる
- 資格取得後のサポート体制が充実している
スクールに通う必要があるため時間や交通費がかかりますが、対面で実技を交えながら学んでいける点が大きなメリットと言えます。
実際に体に触れながら学んだ経験は、インストラクターとして働く際に必ず役に立つでしょう。
また、資格取得後にデビューレッスンの機会が設けられたり、就職サポートを受けられたりすることも魅力の1つです。
取得方法2:オンラインの資格講座を受講する
オンライン講座で資格取得を目指す場合、以下のようなメリットがあげられます。
- 生活スタイルに合わせて効率よく学習できる
- スタジオに通えない人でも受講できる
オンライン講座には「通信講座で学ぶ」方法と「LIVE形式で学ぶ」方法の2種類があります。
通信講座で学ぶ方法は、教材を使いながら自分のペースで学習ができ、実技に関する指導がない分費用も比較的安いため、手軽に受講したい方におすすめです。
一方LIVE形式で学ぶ方法は、動画を見ながら実技に近いやり方で、実際に体を動かしながら学ぶことができます。
通信講座と比べて費用が大きく異なりますが、より高度な技術を習得して指導力を付けたい方はLIVE形式での学習が適しています。
ピラティスインストラクターを目指す方におすすめの資格団体4選
ピラティスの資格団体はたくさんあるため、どの団体を選べばいいのか悩む方も多いでしょう。
団体ごとにレッスンの方針やメソッドが異なるため、ピラティス資格を取得する目的によりおすすめの団体は変わってきます。
ここでは、PMA(ピラティスメソッドアライアンス)と呼ばれる、安全かつ効果的なピラティス指導を目指す非営利組織に加盟している主要な団体を3つご紹介します。
指導者として働きたい方にとくにおすすめの団体となっておりますので、ぜひ参考にしてください。
リボーンピラティス
韓国No.1のピラティスインストラクター養成機関です。
世界的に評価されているメソッドを持ち、これまでに4000人以上もの講師を育成した実績を持ちます。
解剖学に関する高い知識やスキル、優れた指導力を総合的に学べるため、ピラティスインストラクターを目指す方に適した団体です。
2024年に日本初の支部がオープンし、今最も話題の養成期間です。
BASIピラティス
世界最大規模のピラティスインストラクター養成スクールです。
従来のピラティススタイルに、
- 科学的な知識
- スポーツ
- ダンス
- ヨガ
などを組み合わせた独自のメソッドを展開しています。
PHI Pilates
基礎解剖をもとに、リハビリテーションやコンディション調整、パフォーマンス向上としての基本的なピラティスが学べます。
理学療法的な観点から体の痛みや不調にアプローチするエクササイズを取り入れていることが特徴的です。
Balanced Body
世界最大のピラティスマシンメーカーとして有名で、高い実績と信頼性のある団体です。
インストラクターの養成に力を入れたスクールを運営しており、体や動きの基礎から指導法までしっかりと学ぶことができます。
人体骨格模型に粘土で筋肉を付けながら立体的に学ぶ3D解剖コースなど、さまざまな観点から体の動きを学べる点が特徴的です。
ピラティスの資格取得に関するよくある質問
ここからは、ピラティス資格の取得を考えている方によくある質問をご紹介します。
働きながらでも資格取得は目指せる?
働きながらでもピラティス資格は取得可能です。
ピラティスに関わる仕事をしている方はもちろん、会社員や専業主婦だけどインストラクターに興味があるという方でも、仕事をしながら資格取得を目指せます。
ご自身のライフスタイルに合わせて、
- オンライン講座を受講する
- 動画視聴と対面授業の講座を両方受講する
- 土日や夜間でも受けられる講座を選ぶ
などの工夫をしながら効率よく学習していくことが大切です。
年齢制限はある?
どの団体も年齢制限は設けておらず、18歳以上の方であれば男女問わず誰でも受講が可能です。
資格取得までの期間は?
団体により多少の差はありますが、大体の期間は以下のとおりです。
- マット資格:3か月~半年
- マシン資格:半年~1年
- コンプリヘンシブ(マット+マシン)資格:1年半~2年
資格取得までにはある程度の期間がかかるため、計画を立てて受講しましょう。
ピラティスの資格を取得して活躍できるインストラクターを目指そう!
無資格でもピラティスインストラクターとして働くことは可能ですが、より高い指導力や体に関する知識を身につけ、そのスキルを証明するためには資格取得が効果的です。
ピラティス資格は、団体ごとにそれぞれ異なるレッスン方針や考え方を持っているため、ご自身の目的に合った団体を選ぶ必要があります。
ピラティスを指導する側として働いてみたい、ピラティスの理解をさらに深めたいという方は、養成スクールでの資格取得を目指してみてはいかがでしょうか。