リボーンピラティスWebマガジン

クラシカル vs コンテンポラリー vs モダン ピラティス

ピラティスの世界には大きく分けて「クラシカル(Classical)」「コンテンポラリー(Contemporary)」「モダン(Modern)」という3つの流派があります。
すべてジョセフ・ピラティスの思想を起点にしていますが、それぞれの歴史的背景や目的、骨盤ポジションの取り方などに違いがあります。ここでは3つの特徴を整理し、Reborn Pilatesとしての立ち位置をご紹介します。

■ クラシカル・ピラティス(Classical Pilates)

クラシカルピラティスは、ジョセフ・ピラティスが考案した34種類のマットエクササイズを、原則として決められた順序通りに行うスタイルです。クラシカルの目的は「原点を忠実に再現すること」であり、シンプルで規律正しい体系を守る点が大きな特徴です。

特に重要なのが「骨盤後傾(Posterior Tilt)」です。仰向けで腰椎を床に押し付け、骨盤を丸めた状態を維持します。骨盤の上に小さな板を置き、真ん中に大理石を置いたとすると、石はおへそ側に転がるイメージです。この姿勢を保つことで、腰部を安定させ、体幹への強い意識を持たせます。

クラシカルの魅力は、歴史的な体系美と一貫性にあり、毎回同じ順序を繰り返すことで「型」を体に染み込ませ、全身を均等に鍛えられる点にあります。

■ コンテンポラリー・ピラティス(Contemporary Pilates)

クラシカルを基盤にしながら、最新の解剖学・理学療法・運動生理学の知見を取り入れて進化したスタイルがコンテンポラリーです。BASI PilatesやSTOTT Pilatesなど国際的な教育団体が代表格で、世界中に広がっています。

最大の特徴は「骨盤ニュートラル(Neutral Pelvis)」です。立位で正しい姿勢をとったときの自然な背骨カーブを、仰向け姿勢でも保つことを意識します。腰と床の間に小さな隙間があり、左右の腰骨と恥骨が同じ平面上にある状態。もし骨盤に板を置き、その上に大理石を置いたら、石はどこにも転がらず真ん中に留まるイメージです。

ニュートラルで指導することで、クライアントの脳と身体のつながり(マインド・ボディ・コネクション)が高まり、神経経路が新しいアライメントに適応します。結果として、背骨や関節が自然に正しい位置へ導かれ、必要な部分を強化し、過剰に使われている部分をリリースできます。

コンテンポラリーの魅力は「自由度」。怪我や不調のある人からアスリートまで、幅広いニーズに合わせたカスタマイズが可能です。

■ モダン・ピラティス(Modern Pilates)

モダンピラティスは、1990年代にイギリスで生まれた比較的新しい流派です。Lynne Robinson氏らによって展開され、特に理学療法(Physiotherapy)との結びつきが強いことが特徴です。

LYNNE ROBINSON

モダンピラティスでは、姿勢評価や動作分析を重視し、怪我の予防やリハビリに特化しています。骨盤のポジションはニュートラルを基本としつつも、クライアントの状態に応じて柔軟に修正。関節に負担をかけず、長期的に機能改善を目指すアプローチです。

「クラシカルが伝統、コンテンポラリーが最新科学、モダンは医療寄り」という位置付けが分かりやすいかもしれません。モダンピラティスはイギリスを中心に広まり、理学療法士や医療従事者に選ばれるケースが多いのが特徴です。

■ 3つの違いをまとめると

クラシカルコンテンポラリーモダン
骨盤ポジション後傾(Posterior Tilt)ニュートラル中心ニュートラル+理学療法的修正
進行方法原則34種目を順番通り自由に組み合わせ・アレンジ可姿勢分析に基づき修正
目的原点を守る・規律正しい体系最新科学を反映・汎用性高い不調改善・リハビリ特化
拠点アメリカ(NY発祥)世界各国(BASI/STOTT等)イギリス発祥
強み体系性・正確さ自由度・多様性医療的アプローチ

■ Reborn Pilatesの立ち位置

Reborn Pilatesは、これら3つの要素を「融合」して活かすことを大切にしています。

  • クラシカルの「正確な型」から、動きの土台を学ぶ。
  • コンテンポラリーの「最新知見と自由度」から、科学的で柔軟なプログラムを取り入れる
  • モダンの「医療的アプローチ」から、不調改善やリハビリ寄りの安心感を加える。

そして何より、私たちが重視するのは
「日によって体調や身体の状態は違う」
という前提です。だからこそ、その日のコンディションに合わせて最適なエクササイズを選び、クライアント一人ひとりにカスタマイズされたセッションを提供します。

伝統 × 科学 × 医療
Reborn Pilatesはこの3つの視点を統合し、新しい身体体験と確かな変化をお届けします。

まとめ

クラシカル:伝統的な34種目、骨盤後傾で体幹を強化

コンテンポラリー:最新研究を反映、ニュートラル骨盤で自由度高く対応

モダン:理学療法寄りの進化系、リハビリや不調改善に特化

Reborn Pilates:3つを融合し、目的や体調に応じた最適なプログラムを提供

あなたが求めるのは「伝統」でしょうか? 「最新」でしょうか? それとも「医療的な安心感」でしょうか?
Reborn Pilatesでは、そのすべてを兼ね備えたアプローチで、

あなたに寄り添うピラティスを実現しています。

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この記事を書いた人

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