- ピラティスを始めてから体が軽くなった
- 前よりポジティブな気分で過ごせる
そんな声を耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。
ピラティスによるエクササイズは姿勢改善や体幹の強化といった目に見える変化だけでなく、メンタルのケアにも役立つ総合的なメソッドです。
本記事では、ピラティスの魅力や継続することで得られる変化、そしてさらに学びを深めたいと考えている方への選択肢をご紹介します。
ピラティスが選ばれる理由

ここ数年で、ピラティスを始める方が急増しています。
スタジオの数も増えており、ライフスタイルの一部として定着している方も少なくありません。
多くの方がピラティスに魅力を感じる理由としては、次のようなものが挙げられます。
インナーマッスルを鍛えられる
ピラティスは、インナーマッスルと呼ばれる体の深層部を使いながら動くエクササイズです。
これによって日常生活で崩れがちな姿勢を正し、骨盤や背骨の位置を本来あるべき場所に整えてくれます。
継続することで「自然に背筋が伸びるようになった」「立ち姿が安定してきた」といった体感が得られることも多く、単なる運動以上の効果を実感する方も少なくありません。
無理なく始められて続けやすい
ピラティスは、動作がゆったりとしていてフォームを大切にするため、体力に自信がない方や運動経験が少ない方でも無理なく取り組めます。
また、マットピラティスやマシンピラティス、グループレッスンやマンツーマンの指導など、自分に合ったスタイルを選べる点も継続しやすさにつながる大きな魅力の1つです。
心身ともに良い影響がある
深い呼吸と意識的な動作により、リラックス効果や集中力の向上が期待できます。
ピラティスを継続して実感できる7つの効果

ピラティスを継続していくうちに、心身ともにさまざまな変化に気づく方は少なくありません。
はっきりと目に見える変化もあれば、自分では気づきにくいけれど確実に「調子がいい」と感じられるような変化もあります。
ここでは、ピラティスを習慣にしている人たちが実感している主な体と心の変化について紹介します。
身体の変化①:姿勢改善効果(猫背・反り腰の修正)
姿勢のクセは、自分ではなかなか気づきにくいものです。
ピラティスでは背骨や骨盤の正しい位置を意識して動くため、姿勢改善効果があります。
猫背や反り腰など、日常生活で崩れがちな骨格のバランスを整えることが可能です。
身体の変化②:肩こりや腰痛の軽減
表面的な筋肉ではなく、身体の深層にあるインナーマッスルを鍛えることで、骨や関節への負担が軽くなり、慢性的な不調がやわらぐことがあります。
身体の変化③:お腹まわりや背中が引き締まる

体幹が安定することで姿勢が美しくなるだけでなく、ぽっこりお腹やたるみやすい背中まわりが引き締まり、見た目にも変化が表れます。
ピラティスでインナーマッスルを動かすことで、ハードな運動をしていなくても体の引き締まりを実感できるのです。
身体の変化④:自律神経が整う
「呼吸が深くなった」「夜ぐっすり眠れるようになった」と感じる方はとても多く、これはピラティスによって副交感神経が優位になり、心身がリラックスしているサインです。
寝つきが良くなり、目覚めがよくなるなどの変化も、続けることでより実感できるようになります。
心の変化①:気持ちの安定とストレス軽減

ストレスや焦りで気分が乱れやすかった方でも、ピラティスを続けることで「落ち込みにくくなった」「感情の波が穏やかになった」と感じることがあります。
感情が安定することで、心と体のバランスが整ってきたと実感できることが増えるでしょう。
心の変化②:集中力の向上
呼吸と動きに意識を向けるピラティスの時間は、心を静かに整える穏やかなひとときです。
日々の暮らしの中では、考えごとが次々と浮かんで気持ちが落ち着かないことも多いですが、ピラティスを通して1つのことに集中する感覚を思い出すことができます。
そうした習慣が積み重なることで、仕事や勉強など普段の生活でも集中しやすくなったと感じる方が増えています。
心の変化③:心の余裕が生まれる
身体の緊張が解けると、心にも余裕が生まれます。
小さなことに過剰に反応せず、焦る場面でも冷静に対処できるようになるなど、日常の行動が穏やかに変化していくのです。
こうした些細な変化の積み重ねが、自分自身の在り方を変えていきます。
ピラティスを継続するための5つのコツ

ピラティスは無理なく始められる運動ですが、その効果を得るためには継続が不可欠。
ここでは、とくに初心者がピラティスを長く続けるための具体的なコツを5つ紹介します。
1.小さな変化に気づく意識を持つ
「姿勢がよくなった」「肩が軽く感じる」といった小さな体の変化に気づくことが、継続のモチベーションにつながります。
日々の中で感じたポジティブな変化を記録するのもおすすめです。
2.スケジュールに組み込む

ピラティスを習慣にするには、生活の一部として定着させることが大切です。
週に1〜2回、決まった時間を確保することで無理なく継続しやすくなります。
朝活や夜のリラックスタイムに組み込む方法もおすすめです。
3.自分に合った環境を選ぶ

スタジオ選びやレッスン形式も継続のしやすさに直結します。
通いやすい立地や相性の良いインストラクター、マットorマシンの好みなど、自分が「続けやすい」と感じる環境を選ぶことがポイントです。
4.無理をしない
体調が悪い日や忙しい日は、無理にやろうとせず休むことも大切。
できる範囲で続けるという柔軟な姿勢が、長く続ける秘訣です。
5.明確な目標を設定する
「姿勢を改善したい」「腰痛を軽くしたい」など、具体的な目標を持つことで、日々の練習に意味を見出しやすくなります。
短期的な目標と中長期的な目標を組み合わせると、達成感も得やすくなるためおすすめです。
ピラティスを続ける中で見えてくる新たな選択肢

ピラティスを続けていく中で、体に関する知識や動きへの理解をさらに深めたくなる方も少なくありません。
そういった方にとっては、ピラティスをもっと深く学んでみることや、インストラクターとして関わる道を考えてみるのもひとつの選択肢です。
体のしくみを深く学ぶ楽しさを知る
呼吸の仕方や姿勢の整え方、ひとつひとつの動きが体に与える影響を詳しく理解することで、日常のピラティスがより楽しくなるきっかけになります。
解剖学や体の使い方の知識が増えるとエクササイズの意味が明確になり、効果も感じやすくなるでしょう。
資格講座という学びの場を活用する
「資格講座」と聞くと、インストラクターを目指す方が受けるもの、というイメージを持つ方も多いかもしれませんが、実は自分自身の理解を深めたい方にもおすすめできる内容が多く含まれています。
正しい体の使い方を学びたい、セルフケアの質を高めたいと感じている方には、体系的に学べる機会としておすすめです。
今はオンライン受講や週末のみの通学など、さまざまなスタイルで資格講座を受けられる環境が整っています。
学びながら家事や育児と両立したり、自分のライフスタイルに合わせて無理なく続けられるのも魅力です。
ピラティスをより楽しむための「学びの場」として、資格講座を活用することも良い選択肢だといえるでしょう。
インストラクターという選択肢

ピラティスを学ぶなかで、この良さを誰かにも伝えたいと思う瞬間があるかもしれません。
そんなときは、ピラティスを人に伝える立場になるという関わり方もあります。
インストラクターという道も、その延長線上にある選択肢のひとつです。
自分に合ったペースでもっとピラティスを楽しもう!

ピラティスは継続することで姿勢や体調の改善、ストレスの軽減など、心身の両面に良い効果をもたらします。
さらにピラティスについて詳しくなりたい、体の仕組みに興味が湧いてきた方は、インストラクター資格の取得も検討してみてください。
自分に合った続け方を大切にしながら、ピラティスをもっと楽しんでいきましょう。