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ゴルフとピラティス|腰を痛めるゴルファーに、指導者が見るべき3つのポイント

REBORN PILATES JAPAN

ゴルフをする会員さまに、何を見ますか?
バランスのとれた身体が、スコアとケガを変える

「飛距離を伸ばしたい」「ラウンドの翌日、腰が痛い」。ゴルフをされている会員さまからは、こうした声をよくいただきます。スイングは1.5秒以内に背骨へ複雑な負荷をかける、かなり特殊な動作です。指導者として身体のどこを見るべきか、3つのポイントから整理しました。

目次

「ゴルフをされている方が来られるのですが」

指導の現場に立つと、ゴルフをされている方に出会う機会は少なくありません。

「飛距離を伸ばしたい」「ラウンドの翌日、腰が痛い」。相談の中身はさまざまですが、共通しているのは、ゴルフというスポーツが身体にかなり特殊な要求をしているという点です。

今回は、ゴルフをする方を指導するときに、身体のどこを見るのかを整理してみます。養成で学ぶ「動作を読む視点」が、そのまま使える場面です。

ゴルフスイングは、身体にとって何をしているのか

まず押さえておきたいのが、スイングという動作の特殊性です。

ひとつは、時間の短さ。スイング全体はおよそ1.5秒以内に完了すると言われます。その短い時間のなかで、背骨には急激で複雑な負荷がかかります。当然、相応の柔軟性が必要になります。

もうひとつは、動きの方向です。ゴルフでは、身体の各部位が互いに逆方向へ動きます。日常生活ではあまり起こらない動き方で、神経と筋肉の協調——どの筋肉を、どのタイミングで働かせるか——が問われます。

柔軟性か筋力のどちらかが足りないと、身体は別の場所で補おうとします。これが代償動作であり、ケガにつながる入口です。

見るべきポイント①|背骨——動く場所と、支える場所

背骨は、全体がまんべんなく動くわけではありません。

スイングで回旋を担うのは、主に胸椎です。ここがしっかり回り、かつコントロールされていることが前提になります。一方で骨盤は、スイング中も中心に保たれている必要があります。

問題は、どこかひとつが動かないときです。胸椎が回らなければ、その分を腰椎が引き受けることになります。本来そこまで回旋するつくりになっていない部位に負担が集中する——ゴルフで腰を痛める方が多い理由のひとつが、ここにあります。

「どこが動いていないか」を見つけることが、最初の仕事になります。

見るべきポイント②|股関節 荷重位で、見えているか

股関節の回旋と伸展に制限があること、そして股関節まわりの安定筋が弱いこと。

この2つは、スイングの崩れとしてよく現れます。

ここで見落とされやすいのが、荷重位での股関節コントロールです。

寝た姿勢で股関節が動くことと、体重を乗せた状態でコントロールできることは、別の話です。ゴルフは立って行う競技ですから、評価も指導も、体重がかかった状態で見る必要があります。

見るべきポイント③|肩甲帯 頭と腕が、逆に動く

スイング中、頭と腕は逆方向に動きます。

この状態で姿勢を保つには、肩甲骨まわりの安定性が欠かせません。ここが不安定なまま同じ動作を何百回と繰り返せば、肩や腕に反復性の障害が起こるリスクが高まります。

ゴルフは、1回のラウンドでも相当な反復回数になる競技です。一度のフォームの問題が積み重なって症状として出てくる。この視点は持っておきたいところです。

「ゴルフ用の種目」を覚えるのではない

ここまで読んで、「ではゴルフ向けのエクササイズを教えてほしい」と思われたかもしれません。

ただ、REBORN PILATES JAPANの養成が大切にしているのは、そこではありません。

目の前のゴルファーが、胸椎が回っていないのか、股関節が使えていないのか、肩甲骨が不安定なのか。それは人によって違います。同じ「腰が痛い」でも、原因は別の場所にあるかもしれません。

必要なのは、ゴルフ用のメニューを暗記することではなく、その人の動きを読んで、必要な運動を選べることです。

養成では、解剖学や運動生理学を交えながら、「なぜこのエクササイズを行うのか」「どのような身体に対して、どう選択するのか」「それをどう伝えるのか」まで考えます。

この土台があれば、ゴルフに限らず、どんな競技・どんな背景の方にも応用がききます。

競技を知っている指導者は、強い

とはいえ、バランスのとれたピラティスを一般的に指導するだけでも、ゴルファーには十分役立ちます。

そのうえで、その競技が身体に何を要求しているのかを理解している指導者は、やはり踏み込んだ対応ができます。

スイングのどの局面で、どこに負荷がかかるのか。それを知っていれば、クライアントの言葉から原因を推測しやすくなり、伝え方も変わります。

まとめ

ゴルフは、短い時間に複雑な負荷がかかり、身体が逆方向に動く、特殊な競技です。だからこそ、バランスのとれた身体が、そのままパフォーマンスとケガ予防につながります。

そして指導者に求められるのは、ゴルフ用の種目を知っていることではなく、目の前の身体を読めることです。

ピラティス資格の取得を検討されている方、

学びを深めたい方は、お気軽にお問い合わせください。

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※本記事は一般的な運動・身体に関する情報です。痛みや症状がある場合は、専門医にご相談ください。

参考:Pilates.com「Better Golf and Less Injuries with a Balanced Body」

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